工具の本―The Latest Entertainment Magazine of Tools (2007)
やはり初心者向け(T_T) |
VOL1、VOL2と続き 今回で3冊目。回を重ねるごとに内容としては良くなってきているが、紹介工具の
幅の狭さ、随所にちりばめられる自社ブランド製品の宣伝にまたも幻滅。
(まあ自社出版なので自社製品宣伝&スポンサー宣伝等のしがらみも分かるんだけど・・・)
また通常、名の通っているメーカーの物なら強度も必要十分であり、工具が壊れるのはユーザーの
選択ミス/アプローチミスです。従って破壊テストには全く興味が沸きません。
どんな基本工具があるの?と言った基礎(?)を知るためには良いかもしれませんが、よく工具を使う
人間にとってみれば、ほとんど収穫はありません。
自社製品の宣伝は別として、この程度の内容ならネット上に転がってます。
(現場の人がどのように工具を加工し工夫しているのかと言う実例は一部参考になりましたが)
マーケットを開拓し新規ユーザーを掘り起こすべく工具のプロモーション活動を行っている企業努力
には敬意を表しますが、内容の充実を切に望みます!
工具とその作り手に対する愛情を感じた |
この本は、ファクトリーギアという工具屋さんが編集したものだそうです。ファクギはいい工具をおき、サービスもとてもよく、工具に対して愛を持っている会社。それでこの本を買いました。
工具を作る色々な人たちに直に触れ合い、「作り手は工具を作りながら人間の手の素晴らしさを認め、それを謙虚にうけとめるようになること。そうして作られる上質工具とよばれるよいものには作り手の思いが込められていること」など、単なるモノではない、作り手の思いが伝わってくる本でした。工具好きでなくとも、モノを作ることに愛情を持っている人、いいモノに囲まれて暮らしたい人には特にオススメです。
手間をかけないように、楽できるように・・・というものが溢れている今だからこそ、人が丁寧に手間をかけるために作られる上質な工具の存在を、もっと多くの人に知ってもらいたいと思って、作られた本だそうです。本を作ったファクトリーギアのみなさんの思いも、感じられる1冊だと思います。
素晴らしい!! |
「工具の本」というタイトルの通り、工具の情報が満載。
しかし、今までよくあった「使い方」のマニュアル本ではなく、
工具に対する作り手の「思い」や「価値観」などが書かれており、
非常に興味深い内容でした。
古臭く、オヤジ臭かった工具のイメージがガラリと変わり、心を打たれる内容です。
個人的には日本刀の「古式鍛錬」の所が非常に面白く、日本刀が欲しくなりました(笑)
「使い捨てではない、本当に良い物を・・・」という著者の想いが、とても伝わる一冊です。
工具に興味のある方は勿論、これから工具を使おうという方等に超・オススメの一冊です!!
破壊実験が面白い |
この本の中で1番楽しみにしているのは、「破壊実験」今回も派手にぶっ壊している
こんな事、皆、やりたいと思っていても実際はできるもんじゃない
工具を買うのにとても参考になる。切り替え式のラチェットレンチの方が切り替えなしよりも
丈夫だとはビックリ。この本を見て、私は迷っていたHAZETの切り替えギアレンチを買う
事に決めた!!
眺めているだけでも楽しいカタログ&本 |
この本のシリーズを見ていると、ハンドツールの種類の多さや、
そこに携わる人々の思いなども楽しめて、興味深いです。
ぱっと開いて眺めるハンドツールのカタログとして、
ちょっとしたウンチクのネタとしても面白い本です。
工具好きの人には、ぜひ読んでもらいたいです。